2011年にkilk recordsからリリースされた現在廃盤中の「rendering encryption」、2013年に関西のシューゲイザーレーベルHigh Fader Recordsからリリースした 「appearan ce of fluctuation」に続く広島で活動を続けるポストロック/シューゲイザーバンドspeaker gainteardropの8作目。
前作以上にダイナミックかつタイトでクリアに轟音サウンドに磨きがかかり 彼らが得意とする静寂~爆音のサウンドスケープでさらなるドラマティックな 世界観を生み出しています。
今作もミックス/ マスタリングは音楽家KASHIWA Daisukeが担当。
全ポストロック、シューゲイザーファンが望んだ作品の登場です!
01. complice
02. metaphorville
03. landscape architect
04. buzzard
05. snow gullies
06. number secth
■ ムラカミイッキ (dr)
■ キムラフミアキ (ba)
■ ホリベヤスチカ (gu)
広島を拠点に活動するスリーピース ポストロック/シューゲイザーバンド。98年に前身バンドを経てムラカミ/ホリベを中心に結成。17年間ゆっくりと音楽性を変化させメンバーチェンジを繰り返し現在に至る。ムラカミ/ホリベが在籍する別バンド「カングルワングル」、ギターのホリベはアンビエント/ドローン/エレクトロニカ系のソロ別名義「stabilo」でも活動をしている。
最小限の編成、最小限の機材から紡ぎ出される多幸感溢れるサウンドは「幸せの轟音」とも称され、ポストロック/シューゲイザー/エレクトロニカをアプローチとした1つ1つの音が階段を昇るような気持ちにさせ、その光に満ち溢れた作品にリスナーは「言葉は意味を持たなくなる」と例えられる程の極上かつ轟音フィードバックギリギリなインストゥルメンタルなサウンドを展開する。
ライブにも定評があり、envy、toe、mono、world’s gend girlfriend、downy、54-71、band apart、kashiwa daisuke、epic45、少年ナイフ、七尾旅人、ツジコノリコ、piana等、ジャンルの枠にとらわれず、数々のジャンルのアーティストと共演。彼らの独自の音楽性は海外での評価も高い。
speaker gain teardrop is three peaces post rock/Shoegazer Bands that activities based in Hiroshima.
It is form a group centered on Murakami / Horibe in ’98. They vary the music slowly between ’18 and then members change repeat I to the present. Another band that band all members enrolled “Kanguru wanguru”
Horibe (gu) have solo activities even another name “stabilo” of ambient / drone / Electronica system.
speaker gain teardrop
Comments
時が流れても、変わらない強靭さと美学がここにあります。
KASHIWA Daisuke
何故この音はいつもわたしの心をこんなにも昂らせる?と同時に不安にさせる?
・・・きっと彼らもまた、満たされていないのだろう。
長い緊張の後に必ずやって来る溢れる程の解放感は、まるで見えない光の端を探し当てた時のようだ。フラストレーションを抱えたまま、一瞬の快感を求めて彼らの音と共にいたいと思う。
calu (matryoshka)
うっとりする、寄せては引く波音に心奪われる。
その音の表情は無垢であったりギザギザにちぎれてたり、原型をとどめないくら滲んでたり。
夜の音楽?光の音楽?水の音楽?
穏やかに締め付けられたり、柔らかに包まれたり...これは心の音楽なんだろう。
ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)
「本当にいいものは太陽の方を向いている」 北村薫の小説「朝霧」の中の一節だ。
僕はこの言葉が好きだ。表現についての核心を突いていると思う。 あらゆる表現は、根本的にポジティブでなければならず、受け手に活力を与えるものでなければならない。ということだと解釈している。
では、太陽の方を向いている音楽とはどんなものだろうか? 音楽は100%主観の世界だ。演者が発した音は、その瞬間に誰のものでもなくなり、音はただの音になり、受け取った人の主観の世界を生きる。speakergainteardropの音楽も、演者の手から離れ、僕の主観の中で生きている。
ベッさんのギター、イッキさんのドラム、キムラさんのベース。それらが奏でる美しい轟音は、僕の中で僕だけのイメージ、僕だけの解釈で息づいている。 それらはなんというか、、僕に現実に立ち向かう力をくれる。
不条理や悲しいことが轟音のように押し寄せ、吹き飛ばされてしまいそうな現実に、根を張り、筋を通し、地に足を付けて歩むことができそうな気がしてくるのだ 彼らの音楽は、
この「できそうな気がする」「困難を乗り超えられそうな気がする」という予感のような肯定感を僕に与えてくれるものだ。(実際に困難に立ち向かうかは僕の問題だが) 僕はドラマーだから、やはりイッキさんのドラムに耳を奪われる。曲の中でのドラムの存在感、その佇まいが、そのまま僕の中でイメージとして根付き、強く人生を肯定するような力を与えてくれているんだと思っている。どうやら「いい音楽」とは、太陽の方を向いているようなものではないらしい。 それは、受け手の中で、その人を照らす太陽そのもののような存在になるのだ。
このコメントを読んでいる人、このアルバムを手に取る人は、少なからず真面目に音楽を聴いている人、真剣に表現を感じ取ろうとする人達だと想像する。 このアルバムにある表現は、一聴すればおわかりだろうが、3人の男が誠実に真摯に作り上げたものだ。そしてこれはあなたの中の太陽になりうるものだと信じている。 僕はspeaker gain teardropの一ファンとして、そうなって欲しいと心から望んでいる。
大野 均 (sgt.)
幻想的でありながら どこかアーバンな装いの1枚「cluster migration」
それぞれの曲に自分だけのストーリーを思い描きながら聞いてみてはいかがでしょう
僕には髪の長い小さなアジア人がオアフ島で大冒険するストーリーが見えました
向山聡孝(nego)
幽玄的に漂う深いサウンドスケープ。
凛とした佇まいのひとつひとつの音。
暗闇の中でだんだんモノが見えてくるように
繊細でひそやかな音から、視界が開いてゆく。
いただいた新作より、speakerの扉がまた
ひとつ開いたことを感じてドキドキしています。
moskitoo
渦に巻かれるような鋭い音になったり、優しく包み込んでくれるような柔らかい音だったり。
聴く毎にいろんな感覚に変化する、ドラマチックな作品。
fraqsea
吸い込まれる。この作品が流れる50分間だけは、一切の情報を遮断して音に身を委ねたくなりました。
森大地(Aureole/kilk records)
漂う旋律に運ばれて、星々の嵐のような轟響へ
心の震えがくるほどの強烈な波動なのに、果てしなく優しい
扉が開かれるたびに、個々の原風景が広がっているかのような
どこか突き抜けていくかんじの音世界の美しさと力強さ
その繊細さと破壊力は、鳥肌がたつほどの命の煌めき
本作も3ピースバンドとは思えない、奥行きの深い、さらに立体感を増した音の結晶体。
前3作に魅了され、はずみで、彼らの関西2daysライブを企画/共演させていただいた次第。
難波BEARSの爆音ライブ終了後、店主かつ共演者の山本精一氏が呟いた言葉、
「久々に本物のシューゲイザー・バンド聞いたわ」
speakerさんと打ち上がって飲んで、翌朝始発で帰宅の道すがら、
頭のどこかでまだ彼らの轟音の余韻が鳴っていて、幸せな感覚が残りました。
この細胞単位まで浸透してしまっている脳内ユートピア、
嗚呼、これがspeakerの良さであり、凄さなんだな、と私は実感しました。
Haco (ex After Dinner / Hoahio)
生命の誕生 絶頂期 そして死
命は紡がれていくほどに洗練され 果てない終わりへの旅のどこか
垣間みる景色が音になる
引き延ばされた世界にあって 私たちはこの音に耳を傾ける
最高傑作。
CRZKNY
偶然を装って手に取ったあの頃翻弄された古い本がやはり素晴らしかったように、
例えば20年前に別れた彼氏があうんの呼吸で今自分が一番突いて欲しい言葉をくれた
時のなんとも言えない安堵の気持ちにさらに加速したエッヂが効いた音楽、
とでもいいましょうか
ゴトウイズミ(ヲルガン座主催 / ミュージシャン)
新作リリースおめでとうございます!出会ってから早や15年余、
speaker gain teardropとしての王道を行きながら進化、深化を続ける音像。
これからも聴かせてください!
有馬義貴 (広島クラブクアトロ)
意外、外見とは裏腹にロマンチックさが年々増してきた!
小野肇久(diskunion)